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 センターニュース発行にあたって

広島市立大学の情報処理センターは、一般情報処理教育の設備を提供するだけでなく、全学の情報ネットワークを運用管理するという使命を帯びて設立されました。その後10年以上にわたって情報処理センターに関する情報は、タイムリーに提供するべく、Webページを用いて発信してきました。

ただ、このような形態は、「これをしたいけれど、どうしたら良いかわからない」とか、「このようなことをしたら、うまくいかなかったんだけど…」という場合には、うまく機能しますが、新しい機能が導入された場合など、「もっと便利な使い方があるのに…」と言うような情報をお知らせするのには、不向きだったと言えます。

そこで、今回、定期的な読み物として『情報処理センターニュース』を発行することになりました。これによって、新しく導入された機能の紹介やネットワーク犯罪に巻き込まれないための注意事項など、情報処理センターをもっと便利に使っていただけるようにするTipsをどんどんお知らせしていきたいと思っています。

これらの情報を活用して、情報処理センターを大学での学習拠点として活用していただくことを期待しております。

情報処理センター長
北村俊明

 セキュリティ読本1

アカウントとパスワード

 学内で提供される各種サービスを利用するためには、ユーザアカウント(以下アカウント)が必要です。アカウントとは、コンピュータやネットワーク上の資源を利用できる権利のこと、または利用する際に必要な個人を識別するための番号などのことです。(ID:Identificationともいいます。) 広島市立大学で運用しているサービスを利用するためには、2つのアカウントが必要です。

 アカウントにはそれぞれパスワードが設定されています。パスワードは、アカウントと同様に学内ネットワークシステムHUNETや大学情報サービスシステムを利用する人が本当に「本人」であるかどうかを確認するための大事な暗証文字列です。
「パスワードを設定しない」、「推測されやすいパスワードを設定している」、「他人にパスワードを教えた」、「人目に触れるところにパスワードを記した」などパスワード管理を十分に行なっていないと、自分のアカウントが悪用され、それによるトラブルに巻き込まれる可能性があります。

例えば?!

トラブルに巻き込まれないためにも、

パスワードの設定には十分配慮てください。パスワードの取り扱いを慎重にしていればトラブルに巻き込まれる可能性も減りますし、学生生活にネットワークシステムを十分活用できますので、有意義に役立てて下さい。

 情報処理センターではセキュリティに関する情報を以下URLにて提供しています。
http://www.ipc.hiroshima-cu.ac.jp/Private/security-report/


 情報処理センター施設案内


 情報処理センターでは大学の情報基盤である HUNET(Hiroshima City University Information Network) システムの運用管理を行っています。HUNET により、大学の諸施設がネットワーク化され、高速・高品質の通信が可能になっています。
 また、平成16 年度より学術研究・教育活動の支援を強化するために、 大学情報サービスシステムが導入され、教務・庶務・就職や教員情報公開等緒手続きがオンライン化されます。このサービスを支えるシステムの運用管理も行い、関連部局と協力して、学内情報サービスの向上を図っています。

情報処理センター実習室
情報処理実習室1(4F)
情報処理実習室2(5F)
情報処理実習室3(3F)

 各部屋には、Windows・Linux のどちらかを選択して使用できるパーソナルコンピュータが65 台設置してあります。 ヘッドフォンも各マシンに設置されてあり、語学の実習などにも利用できます。また、情報処理実習室3(3F)には、映像編集などのソフトウェアがインストールされており、コンピュータグラフィックスなどを作成することができます。
 情報処理センター実習室では授業を行うほか、学生の皆さんが自習できるように教室を開放しています。

利用できるソフト
LinuxWindows
表計算・文書作成・プレゼンテーションなど(Star Suite)
ブラウザ(Netscape、Mozilla )
メールソフト(mew)
ドロー、画像編集(gimp、tgif)
テキストエディタ(emacs、xemacs)
など
表計算・文書作成・プレゼンテーションなど(Excel、Word、PowerPoint)
ブラウザ(Netscape、Mozilla)
メールソフト(Eudora)
ドロー、画像編集(AdobePhotoshopCS、AdobeIllustratorCS)
PDF 作成(Adobe AcrobatProfessional)
グラフィックス系ソフト(CINEMA4D、Shade)*3F のみ
など

情報処理センター6F ー事務室・計算機室ー

 情報処理センターの6F には、事務室と計算機室があります。
 計算機室にはHUNET を全学ネットワークシステムのネットワーク接続機器、各種のネットワークサービス用サーバ、教育用システムのファイルサーバなどが設置されています。本大学のネットワークの中枢部分です。
 事務室の方には、センタースタッフがいますので、わからないことがあれば気軽に声をかけてくださいね。(^_^)v

情報処理センター開館時間

 情報処理センターの開館時間は9:00 〜 19:00 です。土日祝日は休館となります。また、夏季休業期間などの長期休業期間中は閉館時間が17:00 までに変更となります。
 上記時間外に実習室を利用したい場合は、時間外利用申請が必要です。詳細は情報処理センターのホームページをご覧ください。
 また、授業中は自習のための入退室はできません。時間割はホームページまたは教室前の掲示板でお知らせしています。集中講義や施設見学、教室のメンテナンス等利用できない場合もありますので、入室する前によく確認してください。

情報処理センターホームページ

情報処理センターの利用方法やお知らせ等はホームページのでも見ることができます。
http://www.ipc.hiroshima-cu.ac.jp/

持込端末利用ゾーン

 持込端末利用ゾーンでは、個人が所有しているノートパソコンを持ち込み、ネットワークを利用することができます。
 情報処理センター実習室1(4F)、学生会館や中庭でも使用可能です。芝生に寝転んでインターネットなんてどうですか? (^_^)


 情報処理センター利用アンケート結果

 情報処理センターでは、2004年後期に機種更新を行いました。新しくなった情報処理センターの利用について昨年度(2005年)前期に学生のみなさんを対象にして、e-learningシステム(WebCT)を使った利用状況アンケートを行いました。

 情報処理センターの利用目的としては、一番多かったのは「授業の宿題・レポート」でした。(図1)機種更新に伴い、すべてのPCにヘッドホンが設置されたため、「CALLの学習のため」という回答もありました。
 使い易さについては、良い・普通という回答が大半で(図2)、理由としてはネットワークが早い等の意見がありました。悪いと答えた理由としては、利用できないソフトや使用できるディスク容量が少ないなどの意見がありました。

 その他、情報処理センターに対する意見や要望として、

などが多くよせられました。これらに関しては、みなさんから頂いた意見をもとに、情報処理センターをより利用しやすいよ うに改善に向けて検討、努力していきたいと考えています。
 また、情報処理センターがすでに提供しているサービス(VPN接続・持ち込み端末など)について、知らない学生が多いとい うことがわかりましたので、今後もIPCNewsやホームページなどで紹介していこうと考えています。

 アンケート結果の詳細とアンケートで多く寄せられた問い合わせ・FAQについては以下URLにまとめていますので、参照してください。


 センターTips1

VPN接続

 学生のみなさんを対象としたアンケート(裏面参照)の中で、「学内限定のページを自宅からみたい。」という要望が多くよせられました。

 学外のネットワーク(商用プロバイダなど)に接続している自宅、出張先で利用しているマシンから、学内アカウントでのメールの送受信、また学内限定のホームページの閲覧をするための接続方法として、情報処理センターではVPN(Virtual Private Network)接続サービスを提供しています。

 自宅のパソコンがあたかも学内ネットワークに直接接続されているかのように利用できます。また、VPN接続では学外ネットワークから学内サーバへアクセスを行う際に、インターネット上を流れるデータを暗号化することにより漏洩・改竄を防ぎ、安全に通信できるようになります。

 利用方法は以下URLを参照してください。


 編集後記

 情報処理センターニュースの創刊号はいかがでしたでしょうか?今回は、新年度にあわせて、情報処理センター施設の紹介をしました。今後も、新しいサービスやセキュリティについて、もっとみなさんに関心をもってもらえるように、努力していきます。
 また、パソコンの使い方やこんな場合はどうすればいいの?IPCNewsで取り上げて欲しいものなどありましたら、までお寄せください。お待ちしてます。(^_^)