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迷惑メール困ってませんか?
自宅の郵便受けに頼みもしないのに、あちこちの広告ちらしが投げ込まれたり、郵便物・宅配物が届きます。換気扇の掃除、マンション購入による利殖のお誘いなどの電話がかかることもあります。迷惑電話は携帯電話が急速に普及したときにも一気に話題になりました。
ここ数年、迷惑メール、スパムメール(注1)という言葉を耳にされる方も多いと思います。インターネットで使う電子メール(携帯電話のメールも含む)のシステムを不正に利用して、大量に送り込んでくる広告などのメールを迷惑メールやスパムメールと言っています。個人情報として保護対象になっているにも関わらず、電子メールはWebページ上に掲載される(注2)などオンラインで入手されやすいですし、一度流出すると歯止めがききません。メールアドレスはコンピュータで処理すれば、何万個も何万回も送信を繰り返すことができますので、自宅の郵便受けに届くダイレクトのメールとは比較にならないくらいなだれこんできます。
スパムメールを受け取ると必要なメールが埋もれてしまうなど個人が困るだけでなく、大量のメールの処理でサーバが高負荷となり正常にメール配送できなくなるなど社会問題になっています。送ってもほとんどが捨てられてしまうスパムメールがインターネット上に無駄に流れ、まったく資源の無駄使いです。ゴミを減らそうなど環境問題がとりざたされる昨今ですが、インターネットの環境問題検討委員会っていうのも必要になりそうです。
注1.スパムメールの名前の由来は機会があったらまたご紹介します。
注2.スパムメールを出すためにメールアドレスの収集システムも出回っていますが、Webページにうっかりメールアドレスを書くとそのシステムに読み込まれて、スパムの攻撃にあうので、最近は
hanako@test.daigaku.jp と書かずに、
hanako@test.daigaku.jp
と書く人も増えてます。(この2つに違いありです。)
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情報処理センター
助教授 前田香織
セキュリティ読本2
個人情報の漏えいに気をつけよう
現在、フィッシングなど、インターネットを利用した詐欺行為が横行しています。
これは、悪意のある人物が、偽のWebページのURLを記載したメールを送りつけ、クレジットカード番号・パスワード・その他(メールアドレス・名前・住所等)の個人情報を取得する手口で行われます。
個人情報の不正取得には、これ以外にもスパイウェアを用いる方法もあります。
個人情報が悪用されたら?
不正に取得された個人情報を悪用された場合、どのような影響があるのでしょうか?
- 自分のメールアドレスに大量の迷惑メール(必要のない広告や架空請求のメール)が送られてくる。
- キャッシュカードの番号や住所、電話番号が本人が知らないうちに悪用されてしまう。
- 個人情報やID、パスワードなどを使って、他人が本人になりすまされてしまう。
この他にも様々なトラブルに巻き込まれる可能性があります。(具体的に最近おこったインターネット上での詐欺行為
の事例は終わりにある参照URLを参考にしてください。)
このようなトラブルに巻き込まれないためにはどうすればいいのでしょうか?
個人情報の管理を厳重に!!
アカウント・パスワード・メールアドレス、住所、名前などを不用意に人に教えたり、安易に入力しないようにしましょう。
ポップアップウィンドウやメールアドレスを促すソフト・ホームページで個人情報を入力したり、掲示板などへの記入などもやめましょう!
また、個人情報やカードの情報などを問い合わせる不審な電子メールやホームページには特に注意が必要です。
- クレジットカードの番号や暗証番号をメールで問い合わせるようなカード会社はありません!!
- メールに記載されているURL(http://....)を不用意にクリックしない。(クリックして表示されたホームページに罠がしかけられているかもしれません!)
インターネットセキュリティや、情報モラルなどについて各自で学習できるよう、「情報倫理」の自習用コースがWebCT(e-learningシステム)に用意されています。
「情報倫理」のコースには、具体的な事例が載っており、トラブルに巻き込まれないための知識を自分のペースで学習することができます。
利用方法は、https://webct.ipc.hiroshima-cu.ac.jpにログインし、自習コースの「情報倫理」の項目をクリックするだけです。
ぜひ、活用してみてはいかがでしょうか?
参照URL
インターネットトラブル(警視庁)
http://www.npa.go.jp/nettrouble/
フィッシング対策協議会
http://www.antiphishing.jp/
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情報処理センターではセキュリティに関する情報を以下URLにて提供しています。
http://www.ipc.hiroshima-cu.ac.jp/Private/security-report/
情報処理センターからのお知らせ
新サービス開始
Webメールの運用を開始しました。Webメールの詳細についてはセンターTipsAでも紹介しています。携帯電話からでも大学に届いたメールを読む事ができます。夏季休業期間中に外出先で大学に届いたメールを読みたい方や、就職活動中の方にお勧めです。ぜひ利用してみてください。(^_^)
夏季休業期間中の開館時間変更について
夏季休業期間(8月4日(金)〜9月30日(土))に伴い、情報処理センターの閉館時間が変更となります。
また、休業期間はセンター自習室3(3階)のみの利用となります。
利用時間: 9:00〜17:00 (土日祝日は休館)
自宅からの利用(VPN接続など)は、通常どおり利用可能です。機器等のメンテナンスのため、サービスを停止する際は、情報処理センターホームページ(http://www.ipc.hiroshima-cu.ac.jp)でお知らせします。
夏季休業期間中の注意
夏季休業期間中は多くの研究室、講座、部局等で所有しているコンピュータの管理者が不在になる時期となります。このような長期期間中にコンピュータウィルスやワーム感染、Webの改ざん、メールの不正中継などの被害に遭うと、普段以上に被害範囲が拡大し、学内だけでなくインターネット全体に被害を及ぼす可能性があります。
休暇中には、使用しないコンピュータの電源は極力切っておくなど、講座、研究室、部局内のコンピュータの管理には十分気をつけていただきますよう、お願い致します。
お願い
情報処理センターでは「情報処理センター利用についてのアンケート」を行っています。
アンケートはe-learning(WebCT)を利用して行います。アンケート方法は以下URLにあります。
http://www.ipc.hiroshima-cu.ac.jp/anketo/
皆様のご協力、お願い致します。
センターTips2
Webメール
Webメールとは、メールの送受信にWebブラウザ(Internet Explorer、Mozilla、Netscape等)を利用して行うシステムです。そのため、メールソフトの設定は必要ありません。また、携帯電話(iモード、EZweb、ボーダフォンライブ!等)からも利用できます。
情報処理センターでは、このWebメールの運用を開始しました。これによって、自宅または外出先などからでも手軽にメールが送受信できます。もちろん、従来通りメールソフトを利用した送受信も併用できます。
この夏期休業中に海外などに留学する方や、旅行される方には強い味方になるのではないでしょうか。ぜひ有効に利用して皆さんの大学生活に役立ててください。
Webメールを利用するには、最初に設定が必要となります。利用方法は以下の URL にあります。
Webメール利用方法
編集後記
Webメールの運用を開始しました。携帯電話からも大学に届いたメール送受信ができるようになるなんて便利な時代になりましたね。編集者たちの学生時代には携帯電話さえ、、、、( ̄□ ̄;)
IPCNewsについてのご意見、ご感想はまでお寄せください。お待ちしてます。(^_^)